このサイトについて
新作「ゾウガメのソニックライフ」特設サイトです。関係者インタビュー、岡田利規とゲストとの対談、稽古場日誌の内容で、毎週更新していきます。
編集・執筆 中島良平
2011年2月10日 更新

sonic life from defrag_chelfitsche on Vimeo.

『ゾウガメのソニックライフ』
スペシャル映像

『ゾウガメのソニックライフ』のリハーサル風景から本番まで、岡田利規や役者らのインタビューを交えながら映像が完成しました!
制作 : あらゆる対象の背景にある物語を映像で伝えるWEBメディア『DEFRAG』。

“リアリティ” と “リアル” の違いとは?
山崎ナオコーラ×岡田利規

2004年にデビュー作『人のセックスを笑うな』で第41回文藝賞を受賞し、以来、長短編の小説やエッセイも人気を集めている作家の山崎ナオコーラ。2009年の秋に行われた『SPECTACLE in the Farm』のプログラムのひとつとして、岡田利規と朗読のセッションを行った彼女は、チェルフィッチュの作品に何を思うのだろうか。そして、小説家と劇作家という両方の顔を持つ岡田は、演劇と小説の共通点や違いをどのようにとらえているのだろうか。互いの作品を知る2人の対談を取材した

岡田利規 : 『SPECTACLE in the Farm』では、それぞれが自分の作品と、相手の作品と、どちらのものでもない作品を読むということになって、僕はナオコーラさんの『手』という作品を読んだんですけれども、楽しい経験でした。若い女性と、頭も禿げかかってるような中年の男性との、恋愛――といっていいのかどうなのか微妙なんですが――の話なんですよね。

山崎ナオコーラ : 私は男の人の一人称の言葉で書いている作品もあるんですけど、女の人の方を選ぶんだって、少し意外でした。でも、岡田さんは女の人の言葉を読むのがすごく上手だと思いました。さすがだなって。

岡田利規 : 逆に、男の一人称言葉を読むほうが気恥ずかしいところがありますね僕は。書くときもそうですね。

→ read more

↑もどる
武田力
出せるものをちゃんと出せる人という印象
2008年『三月の5日間』シンガポール公演よりチェルフィッチュに参加する武田力。チェルフィッチュを主宰する岡田利規について、「出せるものをちゃんと出せる人という印象」だと話す。「どういうのが“ちゃんと”なのか、っていうのはあると思うんですけど、演出家のなかで、思いついたことを実際にできる人って意外と少ない気がするんですね。だからというか、岡田さんの作り方も作品も両方好きですね」。淡々とした口調とクールなたたずまいが、新作の舞台で存在感を発揮する。
↑もどる
前作のスタイルがさらに次のステップへ
どう新しくなるのか楽しみです
松村翔子

チェルフィッチュの初出演作品は、2003年の『マリファナの害について』。新作への出演が決まった松村翔子は、前作の『わたしたちは無傷な別人である』に出たとき、岡田利規の演出に新たな展開を感じたという。「『無傷』が久しぶりのチェルフィッチュだったんですけど、以前までは、“ナチュラル”な表現であることにもう少し重きをおいていた気がするんですね。でも今はもっとこう、“ダイレクト”な表現であるかどうかの方が重視されるようになってきて。最初はその変化に少し戸惑いもあったんですけど、結果的には大胆で思い切りのいい作品に仕上がったんじゃないかと思います。新作はたぶん、『無傷』のスタイルがさらに次のステップへ、みたいな感じだと思うんで、またどういう感じで新しくなるのかを楽しみにしつつ、頑張りたいと思います」。